九州各地域の隠れた資源を磨き上げ、国内外へ発信

九州は日本の主要四島のうちのひとつ（他は北海道・本州・四国）で、福岡、佐賀、長崎、大分、熊本、鹿児島、宮崎の7県からなる。日本の南西端にあるため日本の他エリアに比べて気候は温暖。九州内でも南に位置する鹿児島・宮崎は、野球やサッカーの春季キャンプが行われるほど春の立ち上がりが早い。ショッピングや美術館めぐりが楽しめる都市がある一方で、活火山や、日本一の温泉湧出量を誇る温泉など魅力は多彩。九州の陸の玄関口・門司港（福岡）から南端の佐多岬（鹿児島）までは約460kmとかなり広いため、2泊または3泊ほどかけて周遊するのがおすすめだ。 世界最大級の規模を誇るカルデラが広がる阿蘇。大草原のパノラマとともに、四季折々違った風景を楽しむことができ、その雄大さに思わずここが日本であることを忘れてしまうほどだ。そのおかげで毎年、日本全国から多くの人々が訪れる観光名所となっている。今も火山活動を続ける中岳や日本最古の神社の一つとして知られる阿蘇神社、数多くの源泉を持つ温泉宿でゆったりと露天風呂につかることで阿蘇の雄大な自然を満喫することもできる。とりわけ阿蘇山の麓から湧き出すミネラル豊富な天然水で育てられた農産物や畜産物は国内で非常に高い評価を受けており、それらを使った地元料理は格別な味わいだ。